漫画「薬屋のひとりごと」2種類の違い・特徴を分かりやすく解説

大人気後宮謎解き「薬屋のひとりごと」のコミックスは、2024年9月時点でシリーズ累計発行部数は3800万部をそれぞれ突破している大人気漫画！

後宮を舞台に「毒見役」の少女が、様々な難事件を解決する物語である「薬屋のひとりごと」は小説が2種類、漫画2種類、アニメ版とメディアミックス作品は計5つあります。

漫画2種類は、どちらも文庫（小説）版を原作としてコミカライズされています。

この記事では、漫画2種類（ビッグガンガン版と月刊サンデーGX版）の違いや作画について、売上部数や読者層など、簡単に解説していますので、ご覧になってください。

漫画「薬屋のひとりごと」２種類の違いは？

漫画版は2種類あり、「ビッグガンガン」「月刊サンデーGX」で連載。

どちらの漫画も文庫（小説）を原作として、それぞれ違った魅力あります。

ビッグガンガン版のマンガ・作画：ねこクラゲ

漫画「薬屋のひとりごと」

原作：日向夏
（ヒーロー文庫／イマジカインフォス）
作画：ねこクラゲ
構成：七緒一綺
キャラクター原案：しのとうこ
出版社：スクウェア・エニックス
レーベル：ビッグガンガンコミックス

ガンガン版
ジャンル	少女マンガ 歴史・時代物 ミステリー
特徴	女官 / 薬師 / 皇帝 カワイイ＆色気のある絵柄 ラブコメ要素強め

ジャンルが少女マンガなので、可愛らしい絵柄が好きな女性向けです。

壬氏（じんし）と猫猫（まおまお）のラブコメ要素があるので、2人のやり取りがじれったくも面白い人間ドラマが魅力 綺麗な絵と奥深い謎解き、丁寧な心理描写なので、ミステリーを読みながらキュンキュンしたい人にお勧めのマンガになっています。

月刊サンデーGX版のマンガ・作画：倉田三ノ路

漫画「薬屋のひとりごと～猫猫の後宮謎解き手帳～」

原作：日向夏
（ヒーロー文庫／イマジカインフォス）
作画：倉田三ノ路
キャラクター原案：しのとうこ
出版社：小学館
レーベル：サンデーＧＸコミックス

サンデー版
ジャンル	青年マンガ 歴史・時代物 ミステリー
特徴	女官 / 薬師 / 皇帝 クールであっさりした絵柄 ミステリー要素強め

青年マンガなので、スッキリとした絵柄が好きな大人や男性向けです。

コメディ要素がうすいので、よりシリアスなトーンで描かれた漫画。緊張感あるミステリーや考察が丁寧なので推理小説のように、読みやすく点と点が繋がっていく感じが好きな人にお勧めのマンガとなっています。

漫画2種類のルビについて

「ルビ」とは、漢字などに付けるふりがなのこと。

薬屋のひとりごとの漫画２種類は、ルビの有無の違いがあります。

	ガンガン版 （少女マンガ）	サンデー版 （青年マンガ）
ルビ	あり	※基本なし 一部のみあり

ガンガン版の方は、全てにルビがあります。
※サンデー版の方は難しい漢字のみ、ルビがあり、それ以外はありません。

漫画2種類・猫猫と壬氏の印象が違う？

マンガの作者が異なるので、絵柄やニュアンスにより主役2人の印象が異なります。

	ガンガン版 （少女マンガ）	サンデー版 （青年マンガ）
猫猫	自虐的・可愛い コミカルで表情豊か	クール・聡明 大人っぽい
壬氏	妖艶・人間臭い ナルシスト強め	美麗・品がある 凛々しくかっこいい

ガンガン版はコミカルなシーンなどで、キャラクターがデフォルメされて描かれることがおおいので、全体的に可愛らしい印象が特徴。

サンデー版はデフォルメは少なく、あまり落差をつけないで全体的にリアルな描写が特徴。

漫画2種類の違い【特徴まとめ】

大筋は基本原作の小説に沿っているので、ストーリーに大きな違いはないです。

２種類の違いは絵柄の違いと、ニュアンスや表現方法の違い。

漫画2種類・売上部数や読者層の人気は？

マンガ２種類は、どちらも非常に人気があります。

それぞれの売上部数は以下の通り。

	ガンガン版	サンデー版
累計売上部数	約1,600万部 ※2024年3月時点	約850万部 ※2023年6月時点
読者層	女性や若年層 ラブコメ好き	男性や中高年層 ミステリー好き

ガンガン版の方が万人受けしており、売上部数がおおく人気があります。

漫画2種類・どちらがお勧めなの？

「ミステリー」と「人間ドラマ」のどちらを楽しみたいかで選んではいかがでしょうか。 

どちらか片方にしか描かれていないこともあるので、両方読むと物語の理解がより深まります。

どちらがお勧めかというと、漫画なので絵柄の好みで選ぶのもお勧めです