小説【天官賜福】あらすじ・日本語翻訳版の感想レビュー

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小説『天官賜福』(てんかんしふく)は、墨香銅臭(モーシャントンシウ・英語:Mo Xiang Tong Xiu)による中国のBL小説。

墨香銅臭は、1994年生まれの女性。 ペンネームは日本語読みでは「ぼっこうどうしゅう」です。

受賞歴

『天官賜福 1』BLアワード2023 小説部門1位
『天官賜福 2』BLアワード2024 小説部門1位

BLアワード小説部門にて2023年、2024年と2年連続での1位受賞です!

BLアワードは、BLファン投票により決定するランキングですよ

◆どんな作品なのか?

架空の古代中国を舞台とした美しく壮大な世界観の物語

スパダリ鬼の王×美人かわいい神様のBL

●800年慕い続けた信徒の深い純愛作品

アニメで『天官賜福』を知ったという人は、壮大な愛を美しく繊細な文章で読める小説は、ぜひお勧めです!

ここからBL要素が含みます。苦手な人は、お気をつけください。

目次
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小説『天官賜福』(日本語版)

アジアを中心に全世界でファンを獲得している「天官賜福」日本語版小説は累計50万部を突破!(2024年3月時点)

TGCF

◆小説「 天官賜福」
日本語版 1~3巻(2024年4月15日時点)

著:墨香銅臭(モーシャントンシウ)
装画:日出的小太陽
訳者:鄭穎馨
出版社:フロンティアワークス

天官賜福・あらすじ

仙楽国の太子・謝憐(シエ・リェン)は、十七歳の若さで飛昇し天界の武神となった。
しかし、自らの行動が原因で二度も天界を追放されてしまう。


それから八百年後ーー。三度目の飛昇を果たし天界に復帰したものの、今や謝憐(シエ・リェン)の信徒は残っておらず、他の神官たちからもはみ出し者扱いされてしまうのだった。
地道に信徒を獲得しようと下界で一人奮闘する謝憐(シエ・リェン)は、ある日、三郎(サンラン)と名乗る美しい少年に出会う。


行くあてがないと言われともに過ごすようになり、慕ってくれる彼と仲を深める謝憐(シエ・リェン)。
だが、なぜか天界や鬼界に詳しい三郎(サンラン)には秘密があるようでーー?

主役CP:花城 ✕ 謝憐

中国の小説家・墨香銅臭(モーシャントンシウ)の小説作品は、CP(カップリング)が公式で定められています。

公式CP花憐 / ホワリェン)
※中国語簡体字表記では花怜

花城×謝憐( ホワチョン/ シエ・リェン)

「スパダリ鬼の王×美人かわいい神様」CPです

小説:日本語版の帯

小説「天官賜福」日本語版の帯

1巻『八百年、貴方に焦がれ続けた。
2巻『一目で、生きる意味を知った。
3巻『千万の詩より、雄弁な口づけ

※購入時期等により帯が異なる場合があります。

きゅんとする小説の帯!

(受)謝憐(シエ・リェン)

美人かわいい自己犠牲の受け

通称:太子殿下 / 殿下

・お人よしの不運体質
・かわいい天然メシマズ神様
・年上で武芸に秀でた武神(ゴリラ)

人々を救うことを志して修行を積み、すべての人に愛されていました。
17歳の時、強い鬼を倒して帝君に褒められ、若い頃に飛昇し武神になりました。しかし彼は二度も天界から追放され「三界の笑い者」と揶揄され、上天庭の神官でありながら信徒は残っていません。

(攻)花城(ホワチョン)

800年一途なスパダリの攻め

通称:三郎(サンラン)

・好きな人以外には不遜
・眼帯が特徴の美しい鬼の王
・年下800年片思いのストーカー

鬼を統べる鬼王として三界において恐れられている人物。
血の雨の中に道端にある小さな花を傘で遮ったという由来から「血雨探花」と呼ばれている。

小説 1巻

BL AWARD 2023年
小説部門「天官賜福(日本語版)1 巻」第1位

八百年、貴方に焦がれ続けた。

二度天界を追放され、800年ぶりに神官に復帰した謝憐(シエ・リェン)。
信徒を得るべく下界で奮闘する道中、三郎(サンラン)と名乗る少年と出会い――?

小説 2巻

BL AWARD 2024年
小説部門「天官賜福(日本語版)2巻」第1位

一目で、生きる意味を知った。

下界で三郎(サンラン)という少年に出会い、ほんの数日の間に親しくなる。
謝憐(シエ・リェン)のことを「兄さん」と呼び、常に悠然と笑っている三郎(サンラン)。
しかしその正体は、天界の神々ですら恐れるほどの絶大な力を持つ鬼王、花城(ホワチョン)だった――!
再会を約束するかのように、指輪を一つ残して姿を消した花城(ホワチョン)。

小説 3巻 2024年4月15日(月)発売

最新作「天官賜福(日本語版)3 巻」

◆紙書籍:2024年4月15日(月)発売
◆電子書籍:2024年5月15日(水)配信

千万の詩より、雄弁な口づけ。

郎千秋(ラン・チエンチウ)、そして四大害・戚容(チーロン)との複雑な関係が明らかになった謝憐(シエ・リェン)。
その過去に天界は騒然として、三度目の追放を願い出た謝憐(シエ・リェン)は君吾(ジュンウー)から禁足を命じられる。
だが、そんな彼を天界から攫い、「あなたは間違っていない」――そう言って千々に乱れた心を受け止めてくれたのは、他でもない花城(ホワチョン)だった。
菩薺観へ戻り、戚容(チーロン)や子供たちと奇妙な共同生活を送る謝憐(シエ・リェン)は、依頼を受けてとある異象の調査へ。

小説感想

小説は要所要所に注釈やルビがあり、アニメでは分からなかった細かな描写、詳しい心情などが丁寧に描かれています。

壮大な愛を美しく繊細な文章で読める純愛作品!!

感 想

若い頃の殿下は、挫折も苦労も知らないで「衆生を救いたい」と夢見ていました。
世間知らずのまま飛昇し神官になり、人間界の争いに加担したのち、自分の失敗と無能を思い知ります。そして、全てを失い数百年に渡る放浪の末、人々からは忘れ去られました。

しかし、世界がどんなに殿下を忘れようとも、花城だけは永遠に殿下を忘れずに800年想い続けました。

そんな2人の壮大なラブストーリーが「天官賜福」。
謝憐の壮絶な過去やさまざまな事件など、複雑に絡まるストーリーが本当に奥深くて面白い小説です。

攻めの愛が800年という尋常ではない重さと執着がありますが、その姿は献身的です。
何があっても想い続け、800年探し続けながら、貴方を守れるように力をつけ、見守り全身全霊で愛することが自分の存在意義であると…。

謝憐を800年想い続ける愛と献身と信仰は、花城の優しさや言葉、行動からも伝わります。全てにキュンキュンするスパダリが花城です!!
そして、2人の距離がもどかしくも徐々に縮まっていく描写にドキドキニヤニヤしてしまいます!!
2人の関係が直ぐに進展しないがゆえの萌えに歯がゆくも沼落ちするのが天官賜福なんです!

控えめに言って…最高の小説!!
1巻2巻が面白いのはもちろんのこと、3巻はさらに!さらに!!最高です

コミカライズ版「天官賜福」

原作小説を漫画化したものがコミカライズ版です。

◆漫画「天官賜福」
日本語翻訳版 1巻刊行(2024年4月時点)

著:墨香銅臭
イラスト:STARember

漫画はフルカラーの超美麗作品です!

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