アニメ「薬屋のひとりごと」用語や単語・意味がわからなくて難しい言葉の読み方まとめ

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中国の後宮が舞台なので、用語が難しくアニメだけ視聴していると理解ができないことはないでしょうか。

原作小説を読むか、漫画などを見ないとわからない用語がでることがおおいかと思います。すこしでも、世界観や用語が分かるようにまとめています。

目次
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基本用語・単語の読み方など

花街(はなまち)

・猫猫が後宮に連れてこられるまで住んでいた街。名前の通り妓楼(娼館)が多く並んでいる
・現代風にいうと風俗街。なお後宮からはそれほど離れていない
・花街には緑青館(ろくしょうかん)あり、その一室を間借りする形で猫猫(まおまお)が薬屋を開業している

妓女(ぎじょ)

・中国における遊女もしくは芸妓のこと
・娼妓(しょうぎ)、娼女(しょうじょ)という呼称もある
・歌や舞、数々の技芸で人々を喜ばせ、時には宴席の接待を取り持つこともあった
・娼婦(しょうふ)を指すこともある

妓楼(ぎろう)

妓楼(ぎろう)とは妓女(ぎじょ)を置いて、お客をもてなすお店のこと

緑青館(ろくしょうかん)

・花街にある、最高レベルの遊女である「三姫」を抱える最高級妓楼
・王都をすっぽり包んだ塀の中で、後宮とは反対側に位置する花街にある
・やり手ばばあが営む妓楼で、中級から上級の妓女を揃えている

緑青館(ろくしょうかん)が誇る最上級妓女「三姫(さんひめ)」

梅梅(メイメイ)
彼女に限らず最上級の妓女は体ではなく芸を売るもので、梅梅は囲碁や将棋に優れる

白鈴(パイリン)
巨乳で舞踏に長けるが筋肉好きで絶倫。猫猫が紹介してくれた武官の李白がお気に入り

女華(ジョカ)
教養や詩歌に秀で、彼女との会話について行ければ科挙にも受かると称される才女だが、妓女でありながら男嫌いという側面も持つ

※「三姫」は猫猫(まおまお)のお姉さん的存在で、猫猫からは「ねえちゃんたち」と呼ばれています

後宮(こうきゅう) 別名:(内廷)

・宮廷の奥にある、帝が私的生活をする場所。帝とその血縁、帝の妃たちが暮らしている
・後宮は帝の血筋、世継ぎを多く残すための役割を担い、多くの妃を抱えている
・男子禁制をとっており、後宮の管理は女官と去勢された宦官たちによって行われている
・妃、女官を合わせて二千人、宦官を加えると三千人にもなり、後宮自体が大きな町のようになっている

外廷(がいてい)

・宮廷で、君主が国政をとる公的な所

夜伽(よとぎ)

・女性が男性と共寝したり性的奉仕を行うこと

年季(ねんき)

・年季とはそこで奉公や働かなければならない約束の年数を指します

卑賎(ひせん)

・地位、身分が低いこと。人としての品位が低いこと

醜女(しこめ)

・容貌が醜悪な女性。醜い女。不細工な女。ブスのこと

下賜(かし)

・身分の高い人が、身分の低い人に物を与えることを意味する
・与えられるのは金品に限らず、領地や身分、称号であることもある
・与えられるものが「女性」だった場合は、皇帝や高位の貴族が、寵愛を失った「女性」を部下に贈る行為を意味する

後宮内の階級呼称

皇帝(こうてい)

・大国「茘(リー)」の頂点に立つ権力者。数え34歳
・作中では帝(みかど)、主上(しゅじょう)とも
・その立場ゆえ非情な命を下すこともあるが基本的には慈悲深い人物で、賢帝と評される

皇弟(こうてい)

・皇帝の弟。数え18歳。物語開始時点では皇位継承権1位の東宮
・体が弱くほとんど表舞台に出てこないうえ、幼少期の火傷跡を隠すために覆面をしているという…。
・皇帝とはだいぶ歳が離れており、その出生についてはいろいろと噂されている…。

東宮(とうぐう)

・皇位継承第一位の男児は東宮と呼ばれる

皇后(こうごう)

・帝の「正室」で、国母。後宮を束ねる役割も持ち、数多の妃や側室、侍女たちの頂点
・現帝には皇后はおらず、上級妃の玉葉妃、梨花妃が特に寵愛を受けている
・皇后は数いる妃のなかで東宮(男児)を産んだ者がなれる地位

妃(きさき)

・妃の出自は属国の姫や商家の娘など様々で、家柄や美しさ、賢さ、帝からの寵愛度合により、階級が分けられている
・最下層の女官であっても、帝から見初められ妃になることもある。これを御手付き(おてつき)という

※御手付き(おてつき)は、肉体関係をもつこと

側室(そくしつ)

・「正室」以外の妻をさす言葉。主に身分が高い者の側妻

上級妃(じょうきゅうひ)

・帝の寵愛を受ける上位4人の選ばれた側室のことを、もっとも位の高い「上級妃」と呼ぶ
・「上級妃」は後宮内で最も格式が高く、宮殿を持ち、正一品(しょういっぽん)の位階が与えられている

※側室(そくしつ)のランクは、上から 上級妃>中級妃>下級妃と階級が分けられています。
(家柄や美しさ、賢さ、帝からの寵愛度合により階級が決まる)

宦官(かんがん)

・皇帝、妃、女官以外で、 後宮内に入ることができる男性官吏
・後宮の妃たちとの間に過ちを犯さぬように去勢され、後宮の管理業務にあたっている

※去勢(きょせい)とは、人間の男女、または動物の雌雄の生殖に必要な部位を切除すること

武官(ぶかん)

・外廷に勤めている男性。軍事を任務とする官吏

文官(ぶんかん)

・外廷に勤めている男性。武官以外の官吏

官女(かんじょ)

・外廷に勤めている女性。
・家柄や教養もあり、登用試験を受けて合格した者のみが職に就いている

侍女(じじょ)

・貴人に仕え、身の回りの世話をする女官。侍女の長は侍女頭と呼ぶ
・責務と帝のお手つきになる可能性から、基本的には名家の娘が揃えられている

女官(にょかん)

・後宮(内廷)に勤めている女性で、掃除、洗濯などの宮中の雑事を行う
・官女と異なり資格などを有さないため、文字を読めないものも多い

下女(げじょ)

・身分の低い下級女官のこと。掃除や洗濯などの雑用を総合的に行っている

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