アニメ「葬送のフリーレン」の原作は、「週刊少年サンデー」で2020年4月より連載がスタートした、原作・山田鐘人、作画・アベツカサによる漫画。
この記事では漫画「葬送のフリーレン」の作品情報、漫画をお得に読む方法、感想をまとめました。
●独特の空気感と穏やかな作品が好きな人
●泣ける感動ストーリーが読みたい
●やさしい気持ちになれる漫画が好きな方
「葬送のフリーレン」とは?
シリーズ累計発行部数 1700万部を突破した大人気漫画が「葬送のフリーレン」です。
◆漫画 1~12巻 好評発売中!(2024年3月時点)
連載:週刊少年サンデー
原作:山田鐘人(やまだ かねひと)
作画:アベツカサ
出版社 : 小学館
ジャンル:ファンタジー
・「このマンガがすごい!2021」オトコ編2位
・「全国書店員が選んだおすすめコミック2021」2位
・「マンガ大賞2021」大賞
・「楽天Kobo電子書籍Award2023」1位
・「読者が選ぶ 読んでよかったマンガランキング2023 BEST30」1位
・2023年「13年間で読まれた本 TOP10」1位
(その他、多数の受賞歴有)
「葬送のフリーレン」は、冒険ファンタジーですがバトル漫画ではありません。
勇者が魔王を倒した後の平和な世界を舞台にした作品なので、戦闘やバトルものが好きな人には物足りないと感じるかもしれません。
くだらなくて楽しい旅路、大切な人を想いだす描写など、心にグッとくる大人向けの漫画です。
葬送のフリーレン・あらすじ
魔王を倒した勇者一行の後日譚を描く冒険ファンタジー。
“冒険の始まりは、冒険の終わりから”
勇者ヒンメル、戦士アイゼン、僧侶ハイター、魔法使いフリーレン、たちは魔王を倒し、10年という長き冒険の旅の幕をおろそうとしていた。
しかし、10年という年月は、長寿であるエルフのフリーレンには短い間のことであった。
各々が冒険した10年を振り返りながら、50年に一度降るという「半世紀(エーラ)流星」を眺め、再度見る約束を交わし、それぞれの道へ別れていった。
50年後、約束を果たしに集まった勇者一行だが、フリーレン以外の3人は年老いていた。
再会もつかの間、ヒンメルは亡くなる。彼の葬儀で、フリーレンは「人間の寿命は短いってわかっていたのに…なんでもっと知ろうと思わなかったんだろう…」と後悔し、人を知る旅に出る…。
フリーレンはヒンメルの死後、彼を知ろうとしなかったことに後悔と関心を抱くようになり、10年の旅にかけがえの無いものを見出します。
葬送(そうそう)とは?
葬送(そうそう)とは、死者と最後の別れをし、火葬場、墓地に送り出すこと。またそのための儀式。送葬。
作中でフリーレンが数多くの魔族を葬り去ったことから「葬送のフリーレン」という二つ名で呼ばれています。
また、フリーレンは1000年以上生きているエルフであり、師匠と死別したのち、一緒に冒険した勇者ヒンメルや僧侶ハイターなど、さまざまな人の死に立ち会っています。
そういった意味で「葬送」という言葉がタイトルに使われているのではないでしょうか。
「葬送のフリーレン」キャラクター紹介
勇者パーティー
左から僧侶:ハイター、魔法使い:フリーレン、勇者:ヒンメル、戦士:アイゼン。
後日譚を描く冒険ファンタジーなので、勇者パーティーの強さは回想シーンで描かれます。物語が進むにつれて、どのような勇者パーティーで、どんな関係性だったのか明らかになっていきます。
勇者パーティーは多くの謎があるので、引き込まれてどんどん読み進めてしまいます
主人公:フリーレン (Frieren)
フリーレンという名前の意味はドイツ語で「凍る」(Frieren)彼女の淡々と冷たい印象を表している名前のようである。
少女のような外見のエルフ
年齢:1000年以上生きている
魔王を討伐した勇者パーティーの魔法使い
性格:ずぼらでドライ。宝箱にロマンを感じて、開けずにはいられない。魔法オタク。人間とは時間の感覚が大きく異なるため、数か月から数年単位の作業をまったく苦にしない。
1000年以上前、故郷を魔族に襲われた際に、自身を救ってくれた大魔法使いフランメの弟子となる。生来の天才的資質に加えて、フランメから教わった戦闘や魔力制御の技術を研鑽(けんさん)し続け強大な魔力を得ている。
淡々と物語は進んでいきますが、大切な人との思い出を拾っていき、フリーレンが少しづつ変化する描写は感動します。
ヒンメル (Himmel)
ヒンメルという名前の意味はドイツ語で「天国」(Himmel)彼の慈悲深さを表している名前のようである。
魔王を討伐した人間の勇者
ハイターとは幼馴染の孤児院出身
旅の始めから10年をかけて目的を完遂し、その偉業や数々の功績から各地に銅像が建てられ、英雄として広く存在を知られている。
性格:美形でナルシストのお調子者。困っている人を助けずにはいられない人格者で、その生涯をかけて人助けに奔走したようである。仲間への影響力は高く、死後も「勇者ヒンメルならそうした」と言われるほどである。
初対面からフリーレンの強さを直感で見抜き、自身のパーティーに勧誘した。回想シーンでは、フリーレンに恋心を抱いていたと思わせるような描写も多い。
ヒンメルの名言
・君が未来で一人ぼっちにならないようにするためかな
・ほんの少しでいい。誰かの人生を変えてあげればいい
・君が旅立つきっかけは、この僕だ
・僕は、今の話をしている
・心の支えが必要なのは子供だけじゃない
セリフがイケメン過ぎる勇者ですね!
ハイター(heiter)
ハイターという名前の意味はドイツ語で「朗らかな」(heiter)心にゆとりがあるさまを表している名前のようである。
魔王を討伐した勇者パーティーの僧侶
フリーレン曰く「生臭坊主」
私生活はだらしなく大酒飲み、冒険中に二日酔いになるのは日常茶飯事。
性格:温厚な人柄で、相手の気持ちを汲み取るのが上手。信仰心が高く、仲間とヒンメルを信じて疑わない。
幼少期から親友であったヒンメルは勿論、アイゼンともウマがあっていたようで、魔王討伐後もハイターは死ぬまで手紙で連絡を取り合っていた。
魔王討伐後は聖都に栄転し出世するが、晩年は聖職を退いて山奥の秘境に隠棲しつつ戦災孤児のフェルンを引き取って面倒を見ていた。
アイゼン(Eisen)
アイゼンという名前の意味はドイツ語で「鉄」(Eisen)鉄のように頑丈であることを表している名前のようである。
魔王を討伐した勇者パーティーの戦士
長命なドワーフの出身なので、ヒンメルとハイターが死んだ後も存命。
性格:生真面目で寡黙。勇者パーティーではツッコミ役。何かあっても「気合」で片付ける大雑把な人柄でもある。
異常とも言える全盛期の肉体の頑丈さには、ハイターを度々ドン引きさせる。戦いの際は、身震いをしながら「怖がることは悪いことではない。 この恐怖が俺をここまで連れてきたんだ。」と、彼自身がどれ程の努力を重ねてきたのか物語る。
物静かであるが情深く、ハイターとは彼が亡くなるまで手紙で連絡を取り合っていた。そして、魔王討伐後に、老いてからは孤児となったシュタルクを拾い、弟子として育て師匠になる。
フリーレン×ヒンメルの関係が見どころ
作中でエルフは恋愛感情や生殖本能が欠落した種族であると書かれています。
ヒンメルはフリーレンに対して、恋愛感情があったと読み取れますが、その感情は直接的には表されません。フリーレンは人の感情に鈍感なので、ヒンメルの気持ちには全く気づいていませんでした。
人を知ろうともしなかったフリーレンですが、ヒンメルの死後にさまざまな経験を経て、新しい旅をしていくうちに人との関わり方も変わってきます。
そして、フリーレンにとってヒンメルが大切な存在だったことを気づかされます。
それは恋愛感情といえるほど、明確なものではありませんが…
「葬送のフリーレン」は作画が女性なこともあり、繊細な描写が凄く上手い漫画です!
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漫画の感想(レビュー)
最初はまったりしたテンポでスタートしますが、ストーリーが進むにつれテンポ良くどんどん引き込まれます。
独特の空気感があり、緩やかで優しい空気が漫画を通して伝わってきます。見ていると優しい気持ちになれる漫画で、仲間の最後を見送ったり、大切な人を想う描写にはグッとくるものがあります。
そのため、読み手側にある程度人生経験がある人と、若い人では漫画を見た時の感じ方に違いが出る作品なのかと思います。人生を振り返った時に笑える日々を送りたいと思えるような漫画で大好きです
雰囲気がある綺麗な絵柄で、どこか懐かし気持ちにさせてくれる作品なので大人にお勧めの漫画です!
漫画も面白いですが、アニメも面白いのでお勧めです